新潟空港旅客ターミナルビル開業30周年記念フォトコンテスト

「新潟空港旅客ターミナルビル開業30周年記念フォトコンテスト」にご応募いただき、誠にありがとうございました。
200点を超える、数多くの作品のご応募をいただきました。
厳正なる審査の結果、選ばれた受賞作品をご紹介します。

作品条件

  • 新潟空港や飛行機、空の旅の魅力を表現している写真であること。飛行機が写っていなくても、テーマに沿っている作品であれば応募可とします。
  • 新潟空港またはその周辺で撮影された写真であること。
    ただし、一部の部門では新潟空港旅客ターミナルビル内、もしくは新潟空港旅客ターミナルビルを入れて撮影した写真を対象とする場合があります。
  • 1996年7月以降に撮影した写真であること。

プリント部門

最優秀賞

「スポットライト」
内田 伸明様

撮影者コメント
悪天候のKIJ。一瞬の晴れ間。日差しがスポットライトの様に機体を照らしました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS 5D Mark IV
レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
ISO感度:400
シャッタースピードと絞り:1/1600 F6.3
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:プロテクター
撮影場所:阿賀野川土手
撮影年月日:2019年1月26日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
日本海に面していても雪が少ない新潟空港、しかも冬場あまり光が出ない新潟において斜光が差し込んでいます。背景も黒い雲で露出をアンダーにコントロールしたおかげで白いジェイエア機と誘導路横の雪がとても美しく表現されています。私も雪の新潟空港のシーンを何度か狙っていますが、こんな千載一遇なチャンスには出会えません。さすが新潟空港で長らく撮影されているベテランならではの技術、悪天候でも撮影に行く気力と行動力、チャンスを活かす力、「参りました!」としか言いようがありません。もちろんプリントも美しく派手過ぎず写真の階調をよく理解して仕上げている作品です。

優秀賞

「ターミナルまであと数分」
大畑 勝太郎様

撮影者コメント
阿賀野川にかかる誘導灯上空を進入するFDA機。土手の木々を手前に配して奥行き表現を狙いました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS R1
レンズ:RF24-105mm F4 L IS USM
ISO感度:640
シャッタースピードと絞り:1/1600 F8
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:C-PLフィルター
撮影場所:阿賀野川土手
撮影年月日:2025年9月27日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
阿賀野川河口のカットは新潟空港の定番写真ですが、あえて川や海を入れず大胆に空バックで抜き、左右に緑を入れたことにより遠近感と色に変化が出ています。そしてオレンジ色の着陸誘導灯を入れたことにより新潟空港だと言うことが分かります。光線状態も良くボディの下まで光がまわり、撮影日とは違うかもしれませんが、さわやかな夏の日を感じさせる作品に仕上がっています。機体を置いた位置、フレーミングのバランスも文句なしです。

「雨の中の着陸機」
小嶋 淳太郎様

撮影者コメント
雨の中、誘導灯と空港の灯りの中へ降りていく着陸機。
ベイパーも綺麗に出てくれました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS R1
レンズ:RF85mm F1.4 L VCM
ISO感度:25600
シャッタースピードと絞り:1/250 F1.4
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:なし
撮影場所:阿賀野川沿い 空港の対岸の漁港
撮影年月日:2025年11月1日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
恐らく撮影地は真っ暗な場所だと思いますが、しかも雨の日に遠方から来られて阿賀野川河口で撮影されるとは素晴らしいです。雨のおかげでボーイング737がべーパー(水蒸気)に包まれながら着陸するシーンをターミナルと着陸誘導灯の光と共にキレイに写しています。またポイントは連写しているため翼端にストロボライトが輝いているシーンをご応募された点も、飛行機写真のポイントを分かっていらっしゃる方だなと感じました。

「造形美」
本間 拓也様

撮影者コメント
2022年に更新されたR/W28の進入灯橋。従来の物よりも立派になり、近くで見るとその大きさと造形美に圧倒されます。望遠レンズの圧縮効果で存在感を強調してみました。細かいですが、滑走路が見える位置取りを意識しました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS R3
レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
ISO感度:160
シャッタースピードと絞り:1/640 F11
ホワイトバランス:マニュアル
使用フィルター:なし
撮影場所:阿賀野川河口 右岸砂浜
撮影年月日:2023年4月1日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
進入灯火がリニューアルされたのを分かってここで狙っておられる点がポイントです。場所を決めるのも悩みますし、離陸機を狙うため機体がどこから姿を見せるか、離陸する滑走路の位置(インターセクションテイクオフの場合もあり)の問題もあり、いろいろ悩むところだと思います。また絞りをF11にして手前から機体までピントを合わせている点も露出がしっかり分かっている方ならではの判断でしょう。水面の輝きオレンジ色の空も美しいです。

「おかえり」
福田 あゆみ様

撮影者コメント
日没前の柔らかい日の光に照らされて、今日も何度目かの「おかえり」トキエアさん。地元の皆さんに暖かく見送られ、また帰ってくる姿に新潟空港の日常を感じ、ほっこりしました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS R6 Mark II
レンズ:EF70-200mm F2.8L IS II USM
ISO感度:1000
シャッタースピードと絞り:1/800 F9
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:なし
撮影場所:阿賀野川河口
撮影年月日:2025年9月26日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
応募コメントにもありましたが日没前の光を上手に表現しています。飛行機写真で縦写真は難しいですが、阿賀野川とグラデーションの空が背景に写り、バランスの良い位置に機体を配置したため高さを感じると共に夕焼けに照らされた柔らかい感じの作品に仕上がっています。作品タイトルの「おかえり」もトキエアの機体なので、ベース空港である新潟に夕陽の時間に戻ってくる様子が暖かく感じられます。

「Dramatic Moment」
雷 拓真様

撮影者コメント
RWY28の進入橋をメインに、水平線と空港ターミナルと管制塔を入れつつ、空のグラデーションと機体のバランスも考慮した。
撮影データ
カメラ:NIKON Z5II
レンズ:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
ISO感度:12800
シャッタースピードと絞り:1/200 F5.6
ホワイトバランス:5000K
使用フィルター:なし
撮影場所:阿賀野川右岸 河口
撮影年月日:2025年11月15日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
この作品のポイントは二つ、一つはグラデーションがとても美しいこと、とはいえ光量がない状態で機体を止めるにはある程度のシャッター速度が欲しい、しかし感度を上げすぎるとノイズが出るという悩みが出ますが、そこは作者の経験でギリギリの数値で撮影しています。もう一つはこの川の中州のポイントにはいつでも行けるわけではないという事、この二点が素晴らしくセレクトさせていただきました。

チャーリィ古庄賞

※2025年9月27日(土)に開催された、航空フォト撮影講座当日、
新潟空港で撮影した写真を対象とします。

「青い空、ターミナルビルと飛行機」
勝矢 晃弘様

撮影者コメント
普段は撮影できないアングルでターミナルビルと飛行機を撮影
撮影データ
カメラ:Canon EOS R5 Mark II
レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
ISO感度:160
シャッタースピードと絞り:1/1600 F4.5
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:C-PLフィルター
撮影場所:新潟空港 制限区域内
撮影年月日:2025年9月27日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
制限エリア内の撮影イベントの一コマです。地上から新潟らしさを出すのはなかなか難しいですが、空港ビルの上にあるNIIGATAの文字を入れ機体もバランスよく入れたのが入賞の決め手でしょう。またトップライトから逆光側ですが、派手過ぎず白過ぎない色の空、空の青色、雲の雰囲気など逆光なのにプリントもとても美しく仕上げている点もお見事です。

新潟空港ビルディング賞

※新潟空港旅客ターミナルビル内、
もしくは新潟空港旅客ターミナルビルを入れて撮影した写真を対象とします。

「クリスマスフライト」
山本 洋子様

撮影者コメント
イルミネーションのキラキラを写し込みました
撮影データ
カメラ:Canon EOS RP
レンズ:RF24-240mm
ISO感度:100
シャッタースピードと絞り:1/30 F6.3
ホワイトバランス:オート
使用フィルター:なし
撮影場所:新潟空港
撮影年月日:2025年12月7日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
新潟空港らしさを表現する佐渡のステンドグラスと床に輝く反射がポイントです。素晴らしい眼の気づきをお持ちの方だと思います。手前をよく見るとスーツケースを持った人が動きを感じるように撮影されています。また多重露光かイルミネーションの青いキラキラが散りばめられている点も素晴らしく。フレーミングも左端に国内線出発のサインを入れたことにより空港らしさが伝わります。

30周年賞

※新潟空港旅客ターミナルビル内、
もしくは新潟空港旅客ターミナルビルを入れて1996年7月から2015年までの期間に撮影した写真を対象とします。

「ユーラシア大陸へのゲートウェイエアポート」
渡辺 哲成様

撮影者コメント
当時はウラジオストク航空を好んで撮っていました。この時はうまい具合に2機が画面に入ってくれました。
撮影データ
カメラ:Canon EOS-1V
レンズ:EF70-200mm F2.8
使用フィルム:コダクローム64
シャッタースピードと絞り:1/500 シャッター優先オート
ホワイトバランス:デジタル変換
使用フィルター:なし
撮影場所:新潟空港 送迎デッキ
撮影年月日:2002年5月2日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
1990~2000年代の新潟空港の名物と言えばウラジオストク航空をはじめとしたロシア路線でしょう。当時はハバロフスク、イルクーツク、ウラジオストクなど新潟空港は極東ロシアの玄関口で多数の路線が就航していました。写真の機体もロシア製のTu154型機と日本ではレア。しかもロシア機が2機並ぶシーンは当時でもものすごく珍しかったはずで、毎週新潟空港撮影していた私も見たことがありません。貴重な作品をご応募いただきありがとうございました。

「羽田臨時便」
鈴木 尚史様

撮影者コメント
中越地震発生の翌日から翌年1月4日までJALとANAは新潟/羽田間の臨時便を運航。新潟空港に定期便として就航していないANAスーパージャンボも震災復興のため、多くの旅客を運びました。
撮影データ
カメラ:コニカミノルタ DiMAGE X21
レンズ:-
ISO感度:50
シャッタースピードと絞り:1/200 F8
ホワイトバランス:-
使用フィルター:なし
撮影場所:新潟空港 展望デッキ
撮影年月日:2004年10月31日
作品への講評
航空写真家 チャーリィ古庄氏
「新潟空港にボーイング747」が、という貴重な一枚です。応募コメントによれば中越地震で羽田~新潟にボーイング747が就航していたそうで、こういう写真を見ると空港は平時だけでなく防災の時にも活用でき、人や物が動く拠点と言う事を今一度思い起こすことができる一枚です。ボディに書かれた「全日空」の漢字ロゴも懐かしいです。

インスタグラム部門

新潟空港のある日常賞

@nature_shower151219さま

作品への講評
新潟空港の特徴あるターミナルビル外観とガラスに反射する管制塔。青空も見え何気ない日常を切り取った一枚に仕上がっています。色味もトーンをおさえた感じで素敵です。

@rjsnrwy28 さま

作品への講評
30年前の日常というイメージだと思います。阿賀野川土手も滑走路端まで入ることができました。背景に日本航空のボーイング747-400、旭新航空のBN-2アイランダーも写り懐かしいあの頃が思い出されます。

@cielomare.ukさま

作品への講評
ジェイエア、FDA、トキエアという小型機たちが集う新潟空港。賑やかな3機が出発して行く新潟空港の日常を捉えていますが、なかなかこんなに三機並ぶことはありません。お見事です。

@qk_247さま

作品への講評
飛行機は写っていませんが、飛行機がないおかげで阿賀野川河口の夜の静寂が写し出されています。空港の照明灯、青い夜空、何もないですがこれを撮ってみたいと思わせる一枚です。

@tana_0523_2さま

作品への講評
澄んだ青空、雪をかぶった飯豊連峰をバックにランウェイ28にアプローチする機体と松浜の街並みを入れ秋冬の新潟空港を思わせる絵です。こんなにクリアに見える日が少ないと思いますが美しく切り取られています。

フォトコン全体講評

新潟空港旅客ターミナルビル
開業30周年記念フォトコンテスト
審査員:航空写真家 チャーリィ古庄
審査の様子
一時期お休みしていた新潟空港フォトコンテストが復活しました。今回はプリントだけでも約180枚もの作品が応募され地方空港の久しぶりのフォトコンテストにおいて180枚とは応募作品数も多いです。やはり私が個人的に日本一開放的と言っている展望デッキ、阿賀野川河口や松浜の砂浜、高台など魅力ある撮影ポイントのおかげで一枚一枚皆さんの作品を拝見させていただき、「これどこから撮ったの?」「おお~これは私も真似してみたい」など素晴らしい作品が多数ありました。
最終選考が終わるまで応募者のお名前は見ませんが、決定後に拝見させていただくと地元はもちろん関東や関西からも多くの方が応募しておられ入賞しています。やはり遠方からも来たくなる魅力が詰まった空港という事が分かります。
今回プリント部門では30周年賞を除いて最優秀賞、優秀賞(5点)チャーリィ古庄賞(1点)の計7点しか入賞枠がないため、どの作品を入れるか、入れたい作品が多すぎて最後の最後まで頭をかかえました。また写真は美しいのですが、画像処理をやりすぎて色が派手になったり、不自然なものもあり、そこだけなんとかすれば入賞するのに、と残念に思った惜しい作品もいくつかありました。
今回の入選は撮影の大変さ、アイデア、プリントのキレイさはもちろん「新潟空港らしさ」もポイントとしてセレクトさせていただきました。作品を見せていただき私もまだ撮りたい場所、撮りたい季節がさらにあると感じた新潟空港、引き続き私も撮りますので、皆様も引き続き新潟空港で新たな作品を狙ってみてください。ご応募ありがとうございました。
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